やきもち

2005年7月18日
週末は、上京してきた大学の同級生を囲んで、お食事。
彼は、秋に結婚する。彼女も同級生。
私と彼とは、部活も学科も一緒、卒業後も1年間、同じ職場で働いた。

私は、彼のことが大好きだ。
出会った瞬間に、ああ、この人は信じられる人だ、そう思った。
そして、1週間後にはすっかり仲良しになった。
仲良し、というか、兄と妹のような感じだったけれど。
一緒に授業に出たり、部活のない日は駅まで一緒に帰ったり。
でもそのとき彼には地元に年上の彼女がいて、私にも好きな人がいて、
恋愛には、発展しなかった。そんなこと、考えもしなかった。

大学1年の夏、彼の彼女は、別の人と結婚してしまった。
失意のどん底で帰ってきた彼は、合宿の夜の廊下で、悲しそうに私にもたれていた。
でも、私は支えきれなかった。結局、戸惑って、逃げてしまった。

そのことがあって、少し疎遠になって、彼は今の彼女と付き合い出した。
その後はまた、距離が縮まって、今ではすっかり仲良しだけれども。

彼が結婚することになって、今、ふと思う。
もしもあの時、私が彼をちゃんと支えられていたら。そして恋が芽生えていたら。
そうだったとしたら、もしかしたら、今、彼の隣にいるのは、私だったかもしれない・・・。

「もしも」のことを考えるなんて、そんなこと、馬鹿馬鹿しいとも思うけれど。
でも、彼は、甘え下手な私が唯一、素直に甘えられて、弱音を吐けた人なのだ。
何をしても、何を言っても、意地悪をしても、怒らないで、
穏やかな目をして、どうしたの?と問いかけてくれる。
そうしてもらうのが、本当に好きだった。
そんな人、これから、出会えるのか、わからない。

だから、彼が結婚してしまうのが、寂しくて仕方がない。
そのせいか、彼と駆け落ち?する夢まで見てしまって、自己嫌悪に陥ったり。

でもやっぱり、幸せになってほしい。大切な人には。
だから、心から祝福したい。
結婚式では、ひどく泣いてしまうかもしれないけれど。

彼のご実家の家業は、ある意味特殊なもの。
だから、お嫁に行く彼女は、きっとすごく苦労する。彼自身、不安だと言っていた。
私にできるのは、何があっても彼女を守ってねと、伝えることだけ。
言わなくてもわかるなんて思わないで。ちゃんと言葉にして伝えてあげて。
そんな風に、たくさんたくさん、アドバイスをした。
きっと、彼女の次に、彼のことを理解していると思うから。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索